介護業界は、高齢化社会を進む日本に必要不可欠な存在です。民間会社が参入したことにより、そのすそ野は広がりつつありますが、いまだに人材不足という悩みは介護業界において大きな問題と言えます。介護業界で人材不足が嘆かれるのは、その身体的・肉体的な辛さや、職場環境が身誠意であることが理由のひとつです。そのため、解決策として給与を上げることや様々な職場環境の改善がなされて、問題解決が図られています。これとは別の方向から人材不足の問題を解決を試みている方法が、ICTの導入です。

ICTとは、情報通信技術のことを指します。インターネットやコンピュータ技術の進歩によって発展した技術のことを指しており、様々な業界において、ICT化を進めることで多くのメリットが得られているのです。介護業界においてもICT化を進めることで、人材不足の問題を解決しようという動きが進んでいます。ICTを取り入れると、スタッフひとりひとりが介護サービスを行う上で得ることができたり、利用者ひとりひとりの情報を簡単に共有することが可能になります。

ICT化が進んでいない場合は、口頭や日誌などでの情報共有となり手間がかかりますが、それらをスマートフォンなどの端末からできるようになるのです。情報共有が簡単にできれば、それぞれのスタッフが行うべき仕事を即座に判断することができ、作業効率が上がるというメリットが生まれます。すると、無駄な仕事をしなくて済み、人材不足の解決へとつながっていくのです。